あなたが選ぶ布ナプキンは何色?~色でわかるあなたの心~

あなたは何色の布ナプキンを持っていますか?
今つけている布ナプキンの色は何色ですか?
また、これから購入を考えているのならどの色の布ナプキンを選びますか?

布ナプキンは肌触りの良さはもちろんですが、色・柄の豊富さも大きな魅力です。洋服や小物を選ぶように、「どの布ナプキンにしようかな」と選ぶのも楽しいですよね。
今回はSweetcottonの布ナプキン・布ライナーと一緒に、「色」が持つパワーについて紹介します。

色と心の関係

私たちは様々な色に囲まれて生活しています。それらの色にはそれぞれ特徴があり、私たちの感覚や感情に影響を与えていることをご存じでしたか?
例えば企業の看板やロゴ、商品のパッケージの色などは、どれも見る人にどのようなイメージを与えるか考え抜かれて決められているものです。
色が人の心に与える影響を「色彩心理」といい、色彩学と心理学の両方の領域から研究されています。

つい目が留まってしまう色、思わず手に取ってしまう色は、今の自分の心を表している色です。
その色のイメージに自分の状態が当てはまるので惹かれる場合もあり、その色のイメージが欲しいのに足りていないので惹かれる場合もあります。
無意識に選んだ色にも意味があり、それぞれの色が持つイメージ・意味を知ることで、自分の状況を客観視できたり、その時々に適切な色を使うことで心をコントロールすることができたりするのです。

それぞれの色に良し悪しはなく、どの色も複数のイメージ・意味を持ち、ネガティブな内容もポジティブな内容も持っています。
また、人が進化の過程で獲得した色のイメージと、それがベースとなって地域ごとに醸成されたイメージに加えて、一人一人の体験によって生じた色のイメージもあるので、お伝えするのはあくまで一般的な色のイメージ・意味です。
次に紹介する色の中から、好きな色・嫌い色関係なく何色が気になるか、自分の周りにある色に偏りがないか見直してみてください。

それぞれの色の心理

【赤】

イメージ・意味:太陽、炎、血、熱い、情熱的、愛、生命、活動的、遊び好き、リーダーシップ、派手、目立ちたがり、強い、興奮、緊張、危険、闘争、怒り、嫉妬

赤はプラスの意味でもマイナスの意味でも強いエネルギーを持つ色。
エネルギーにあふれている時、もしくはエネルギーを必要としている時に惹かれる色です。

行動を促す色で、赤を見ると交感神経が優位になり、筋肉が収縮する、血圧が上がる、脈が速まるという反応が無意識に起こります。
ここぞというときに自分を奮い立たせる色として、お守りになってくれる色です。
しかし、すでにかなり頑張っている時に使うと、赤の持つパワーに弱った心が負けてしまう場合があるので、無理はしないように。

人は実際にはない暖かさや冷たさを色から受けていて、暖かさを感じる色を暖色、冷たさを感じる色を寒色、どちらでもない色を中性色と呼びます。
赤は暖色で体感温度を上げる色なので、冷えに悩む人は赤を取り入れるとよいでしょう。

なお、日本では公衆トイレのマークや小学生のランドセルの色に表されるように、女性=赤、男性=青のイメージが定着していますが、これは日本独特のものです。
海外では色による区別はないか、むしろ逆だったりします。例えば青は聖母マリアの衣の色なので女性のイメージ、赤はエネルギッシュな色なので男性のイメージです。
一方、赤は男性にとって女性を魅力的に見せるというアメリカの実験結果があり、男性へのアプローチに赤を使うのは効果的といえます。

 

【ピンク】

 

イメージ・意味:桜、桃、女性、女の子、かわいい、やさしい、やすらぎ、甘い、幸せ、恋愛、ロマンチック、母性、健康的、若い、子供っぽい、色っぽい、いやらしい、わがまま、甘え

「バラ色の人生」というように、ピンクは愛の喜びや幸福を表す色として使われます(薔薇色はピンクの一種です)。
やさしい気持ちに包まれている時、もしくは甘えたい・やさしくされたい時に惹かれる色です。

若さや健康もイメージさせる色で、ピンクをイメージしながら深呼吸をする呼吸法には若返りの効果があります。
また、ピンクは子宮の色です。ホルモンのバランスを整え、生理不順や更年期障害を軽減してくれる色のため、女性にとってのお薬のような色といえます。
ピンクは赤よりも刺激が少なく、暖色でぬくもりを感じさせる色のため、布ナプキンの色としてもおすすめの色です。

 

【黄色】

 

イメージ・意味:ひまわり、太陽、光、金、希望、喜び、賑やか、明るい、楽しい、陽気、子供っぽい、好奇心、甘え、軽率、騒がしい、危険、イライラ、神経質、注意、レモン

ほどんどの国で太陽の色といえば黄色で、光から希望をイメージする色。また農耕民族にとっては穀物の実りの色で、希望や豊かさを象徴する色です。
乳幼児が一番好む色が黄色といわれます。
希望や喜びに満ちている時、もしくは子供のように無邪気に甘えたい、注目されたいと感じている時に惹かれる色です。感覚が冴える色でもあります。

明るい光をイメージさせる暖色で、明るく楽しい気分になりたいときにおすすめの色です。
インドのチャクラ思想から、胃腸にもよい色とされます。

 

【オレンジ】

 

イメージ・意味:オレンジ、ニンジン、暖かい、明るい、健康的、元気、活発、カジュアル、親しみやすい、社交的、落ち着きがない、低俗

オレンジは色の中で最も暖かさを感じさせる色。暖かみから親しみやすさを感じさせます。
前向きな時、もしくは元気になりたい時、ぬくもりを求めている時に惹かれる色です。

冷えてつらい人は赤の他にオレンジを取り入れてみましょう。
自然と陽気な気分にしてくれるオレンジは、生理の時の憂鬱な気分を改善するのにも効果的です。

 

【青】

 

イメージ・意味:海、空、水、冷たい、冷静、爽やか、清らか、クール、孤独、静か、おとなしい、知的、神秘的、自由、平和、誠実、憂鬱、無気力、悲しい

自然の海・空の広大さや水の冷たさから様々な意味が連想される青は、世界中で愛される色であるとともに、「ブルーな気分」といわれるように悲しみを表す色でもあります。
冷静になりたい時、もしくは悲しみを抱えている時に惹かれる色です。

赤とは逆に副交感神経を優位にし、体の緊張を下げてリラックスさせ心を静めます。
世界的に見ても色の中で一番人気なのが青で、人の心も体もリラックスさせてくれるのがその理由かもしれません。
一方で、体感温度を下げる色なので、寒い時期に多用するのはおすすめできません。さみしさや孤独感につながることもあるため、特に部屋の中に青をたくさん使わないよう注意しましょう。
布ナプキンとしては夏の暑い時期に爽やかさ・涼やかさを感じさせてくれる色として使うとよいですね。

 

【紺色】

 

イメージ・意味:深海、宇宙、制服、誠実、真面目、厳格、自律、孤独、直感力

洋服で紺色を着る女性は多いと思います。青を暗くした紺色は、青の良いイメージを持ちながら黒ほど強い色ではなく、上品で落ち着いた雰囲気に見せてくれます。
落ち着いている時、もしくは自分を抑制している時に惹かれる色です。

静かに落ち着きたい時に取り入れるとよい色ですが、普段から自分を律しすぎている人はたまには黄色・オレンジ・ピンクなどのやさしい暖色系の色も取り入れて、自分にやさしくするのも大切です。

 

【紫】

 

イメージ・意味:高貴、神秘的、ミステリアス、個性的、不思議、優雅、色気のある、古典的、和風、芸術、大人、病気、死、疲労感、葛藤、癒し、悪趣味、下品、派手

紫は相反するイメージの赤と青が混ざった色で、さまざまなイメージにつながる複雑な色。暖かさも冷たさも感じない中性色になります。
赤とも青とも決められない不安定な精神状態の時、心身の疲れを感じている時、もしくは病から回復していく時に惹かれる色です。

歌舞伎や時代劇で、病床の人が紫色の鉢巻をしているのを見たことはありませんか。紫の染料は薬としても使われ、昔は染めた布を頭に巻くことでも治療になると考えられていました。
今と昔で治療法は違っても紫のイメージは同じ。紫が気になる時は心身がSOSを出しているのかもしれません。
特に癒し・やさしさを感じやすいラベンダー色などの明るい紫を、疲労を感じている時や回復期に取り入れるとよいでしょう。

 

【茶色】

 

イメージ・意味:土、木、自然、落ち着いた、安心、安定、ぬくもり、古い、成熟、地味、おとなしい、温和、退屈、保守的、汚い

植物を育む大地の色で、落ち着きや安心、安定感を感じさせる色。色彩学的にはオレンジを暗くした色になります。
気持ちが安定している時、もしくは安心感を求めている時に惹かれる色です。 

木造家屋が主流だった日本では今でもインテリアの中心になる色で、なんだかホッとする色です。ゆったりくつろぎたい時に取り入れると、心の安心・安定につながります。

 

【ベージュ】

 

イメージ・意味:木、羊毛、控えめ、落ち着いた、穏やか、リラックス、やわらかい、ナチュラル、やさしさ、安心、ぬくもり、退屈

茶色と同じくリラックスさせてくれる木の色で、よりぬくもりを感じる色。人肌の色にも近いので安心感を与えます。
ゆっくりのんびりしたい時に惹かれる色です。 

緊張が続いている人や生理の時にイライラしてしまう人は、ベージュの力を借りてリラックスしましょう。
青も心を静めてくれる色ですが冷たさを感じる色でもあるので、緊張を解きながらぬくもりも感じたい人にはベージュがおすすめです。

 

【緑】

イメージ・意味:森、植物、自然、エコ、安らぎ、爽やか、安心、平和、癒し、若さ、健康、新鮮、未熟、中立、どっちつかず、保守的 

緑は青と黄色の中間の色で、紫と同じく中性色。
心のバランスが取れている時、もしくは心身が疲れていてバランスを求めている時に惹かれる色です。

疲れている時には落ち着いた深い緑色がおすすめです。
ライムグリーンのような明るい緑色になると、再生やスタートがイメージされ、落ち着かなくなってしまいます。

 

【黒】

イメージ・意味:闇、夜、強さ、恐怖、孤独、クール、悪、反抗、不吉、高級感、かっこいい、フォーマル、葬式、死、悲しみ、絶望、重い

古くは黒は闇の色で恐怖の色でした。しかし現代は夜も明るくなり、闇への恐怖は薄れ、人は闇の持つ強さに憧れるようになります。
強い自分になりたい時、人と距離を置きたい時に惹かれる色です。

黒の服はお洒落でかっこよく、黒の下着にはセクシーな印象がありますが、実は次のような実験結果があります。
熟していない緑のトマトに、それぞれ白・赤・黒の布をかけて日の当たるところに置いておいたところ、白の布をかぶせたトマトは完熟し、赤の布をかぶせたトマトは熟し過ぎ、黒の布をかぶせたトマトはシワシワになっていたそうです。
黒の服や下着ばかり着ていると老化が早まるともいわれているので、肌に身につけるものには黒はほどほどにしておきましょう。

 

【白】

イメージ・意味:雪、花嫁、純粋、無垢、神聖、清潔、潔白、平和、自由、善、無、虚無感、リセット、スタート、ナチュラル、緊張

白は最も明るい色、リセットの色。
気持ちを一新したい時、もしくはむなしさを感じている時に惹かれる色です。

明るい昼(光)を表す白と暗い夜(闇)を表す黒は、世界各国で対のイメージを持たれています。
黄色も光を表す色ですが、太陽の光を表す黄色は暖かく明るいイメージがあるのに対し、白は多くの宗教で重んじられる神聖な色であり、厳かなイメージがあります。
始まりの意味も持つので、一歩を踏み出したい時、背中を押してほしい時に使うと力を貸してくれるでしょう。
また、白は汚すことへの恐れから緊張感を与える色でもあります。リラックスしたい時には真っ白は避けて、オフホワイトなどの少し温かみを感じる色を選ぶとよいでしょう。

 

あなたのなりたい色は何色?

今回は布ナプキンと一緒に色の一般的なイメージと意味、使い方について紹介してみました。
気になる色はありましたか?
いままで何気なく選んでいた色でも、状況を振り返ってみると思い当たる節がありませんでしたか? 

洋服を選ぶように自分が気に入った色を選べるのは、使い捨ての紙ナプキンにはない布ナプキン・布ライナーの魅力の一つだと思います。
服だと「自分には似合わないから」とやめてしまう色でも、人目に付かない布ナプキン・布ライナーならそんな心配はいりません。付け外しする時以外は自分でも見えないので、この機会に「気になるけど普段なら身につけない色」を選んでみてはいかがですか。
もちろん、「今の自分の心には合わない」「強すぎる」と感じる色は無理をせず、その色を受け入れられるようになってからで大丈夫です。

不安定な気分になりがちな生理前や生理中の時期こそ、布ナプキンと一緒に色のパワーを上手く利用してみましょう。
Sweetcottonには今回写真を載せたもの以外にもまだまだ布ナプキン・布ライナーがありますよ。お気に入りを探してみてくださいね。

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