【我慢しないで】辛い生理痛で悩んでいませんか?一緒に考えたい低量ピル

毎月苦しい思いをしなければならない女性にとっては、これが楽になるなら何でもいいから試してみたいはず。

特に鎮痛剤を飲んでも効き目が弱い、月によっては全く効かないともなれば「我慢するしかない」のが現状です。

生理は病気ではありませんが、生活に支障をきたすほどの痛みは病気と同じ。そんなつらい生理痛を軽くしてくれるのが低量ピルです。

日本ではまだまだ「低量ピルを飲むこと」は敬遠される風潮ですが、自分の体をコントロールし生活を豊かにすることは、精神的な苦痛から解放されるためにも必要です。

今回は「低量ピル」と生理痛について深掘りしてみたいと思います。気になるけれど、いったいどんな仕組みなのか、本当に生理痛は軽くなるのかと不安な方も最後まで読んでみてください。

 

世の中の女性が悩む生理痛

世の中の女性が悩む生理痛

初潮から閉経まで、生理痛と長く付き合っていななければなりませんが、その痛みはライフステージによって変化しています。

 

思春期の生理痛 

初潮が始まり、まるくなった体はどんどん大人の女性へと変化していきます。学業や友人関係、家庭内での自分のあり方など、思春期から成熟期までには子供にしかわからない悩みや苦しみがあります。

また、骨盤や子宮が未発達のために生理痛がひどかったり、「生理そのものがストレス」となり強い痛みにうんざりすることもあるようです。

未成年でも服用できる鎮痛剤もありますし、休むほどの痛みであれば婦人科で相談し体に合った薬を処方してもらうこともできます。

未婚の女性、特に小中高生にはいきにくいとは思いますが、自分の体を守れるのは自分です。生理とは長い付き合いになるのですから、痛みの原因を知る・病気ではないことを調べる、痛みを軽減する治療を早くに行うようにしましょう。

 

成人してからの生理痛

体ができあがると生理痛が軽くなる方もいますが、変わらずに痛みが襲い日常生活に支障が出てしまう方もいます。

社会人になれば、人間関係も複雑になり社会的責任も生まれますのでストレスも増えます。生活習慣の乱れやダイエットで冷え性になり、生理不順・生理痛が悪化することもあるようです。

また、婦人疾患(子宮筋腫・子宮内膜症)のリスクも年々高くなります。生理痛対策はもちろんですが、定期的な検診できちんとしたケアをしていきましょう。

 

出産後の生理痛

出産後には子宮口がやわらかくなるので、経血がおりやすくなり痛みが軽減されることもあります。ただし、育児と仕事の両立や家事と育児・仕事でストレスを抱え、生理痛がひどくなることもあるので注意しましょう。

 

更年期を挟んだ生理痛

30代後半から「プレ更年期」と呼ばれるステージに入ります。先ずは生理周期が長かったり短くなったりと、生理のリズムに変化があります。同時に、イライラやめまいなど不定愁訴を感じることが増えてくるので、生理痛以外にも悩みを抱える方が増えてきます。

経血量も減ってきますので、以前のような痛みはなくなりますが、変わらず痛みが強く日常生活に支障がでるような場合には、早めに婦人科で診察を受けましょう。

  

生理痛には病気が隠れている?

生理痛には病気が隠れている?

生理前になると、ニキビができたり脚がむくんでみたり、気分が落ち着かないなどの症状がでることもあります。PMS(月経前症候群)といって、生理痛よりもこちらの方がつらく重症な方もいます。

多くの生理痛はプロスタグランジンの過剰分泌によるものですが、中には子宮筋腫や子宮内膜が原因で痛みが増長されているケースがあります。

どちらにしても「立ち上がれないくらいに痛みがある」「日常生活が送れない」ような痛みは、月経困難症と呼ばれ治療が必要になりますので我慢をせずに、診察を受けることをおすすめします。

 

辛い生理痛は月経困難症

生理痛いは個人差がありますが、仕事や学業が手につかない・日常生活に支障をきたす場合は月経困難症といいます。

鎮痛剤を必要とする、医師から低量ピルによる治療すすめられた方は月経困難症といってよいでしょう。

 

機能性月経困難症

思春期に多くみられる症状で、子宮環境に問題がないにも関わらず「頭痛・腹痛・吐き気・胃痛」などの症状があり生活に差し障りがある症状を指します。

排卵すると卵巣からは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。機能性月経困難症は、黄体ホルモンの分泌が活発になり子宮収縮物質(プロスタグランディン)が働くことのが原因です。

鎮痛剤が有効ですが、市販の鎮痛剤の場合「イブプロフェン•ロキソプロフェン•アスピリン•アセトアミノフェン」成分が有効です。

婦人科では痛みの原因であるプロスタグランディンを抑制する鎮痛剤や座薬などが処方されたり、低量ピルを使い排卵を一時的に止めることで症状を安定させます。

 

器質的月経困難症

子宮筋腫や子宮内膜症など、婦人疾患が原因で強く痛みがでることを器質的月経困難症といいます。子宮筋腫はエストロゲンに依存して発育することからも、経過観察をしながら薬物療法や手術を選択します。

 子宮筋腫や子宮内膜症を放置していると、生理痛がひどくなるだけでなく不妊の原因にもなりますので早めの治療が大切です。

 

生理が軽くなる!低量ピルについて考えてみる

生理が軽くなる!低量ピルについて考えてみる

鎮痛剤を服用すると効き目が悪くなるなどから、痛みを我慢する方がいますが生理痛を我慢しても苦しいだけです。鎮痛剤は、痛みが起こる前に服用するのがコツです。動けないほどに痛みがきてから服用すると、効果が表れるまでに時間がかかります。 

また、鎮痛剤を使ってもスッキリしない、生理予定日が近づくと気分まで落ち込んでしまい毎日が憂うつでたまらない場合には低量ピルが効果的です。

 

低量ピルってどんな薬? 

低量ピルは排卵を止めてしまうことから「避妊薬」のイメージが強いのですが、女子サッカー元日本代表の澤穂希さんが、現役時代に「低用量ピル」で月経周期をコントロールしていたことから、日本でも「避妊以外の素晴らしい効果」があることが伝わりました。

低用量ピルは血液中の女性ホルモン量が増やすので、卵巣に「女性ホルモンはつくらなくてもいい」と勘違いさせるお薬です。

そうなると排卵自体がなくなりますので、ピルを服用している期間は避妊効果もありますし経血の量を減らすこともできます。経血量が減れば痛みも軽減されますし、生理の回数を自分でコントロールすることもできます。

 

ここがすごい!低量ピルの効果

ここがすごい!低量ピルの効果

生理周期によって体重が増減したり、気分の浮き沈みが激しくなるのは女性ホルモンが原因です。生理痛は忍耐や根性で乗り切れるものではありません。つらい時はつらいですし、痛いときは痛いと声を上げていいのです。

ですが、仕事に日常生活が送れないほどの痛みを抱えて生活するのは精神的にリスクが高すぎます。そんな時には低量ピルを利用して、自分の体をコントロールしてみましょう。

 

99%の避妊率

低用量ピルは毎日飲み忘れることなく内服できていれば、99%以上の避妊効果があるといわれています。妊娠を希望する時には、内服をやめれば排卵が始まりますので妊娠することも可能です。

長期的に服用していた方でも問題なく妊娠できますので、ライフスタイルに合わせて使える薬です。

 

PMS(月経前症候群)の改善

生理前1週間から3日前から、頭痛やめまい吐き気や腰痛など生理の時のような不快な症状があらわれます。これは卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に減少することで、神経伝達物質が過剰に反応することで起こると言われています。

低量ピルで排卵を止めることで、女性ホルモンが変動することがなくなりますので不快な症状に悩むことがなくなります。

 

生理痛の緩和

排卵を抑制しますので子宮内膜が増殖することもなくなり、経血が減少します。ホルモンバランスを整えることができますので、生理周期が整い生理痛が軽減されます。 

多くの女性が鎮痛剤を使うことがなくなり、快適なライフスタイルがおくれます。旅行やスポーツなどのイベント中も、経血や気分障害に悩まされることもなくなり快適です。

経血コントロールができると、市販の紙ナプキンではなく布ナプキンが使いやすくなりますし、ナプキンを使う回数も減りますのでコストパフォーマンスも高くなります。

 

肌トラブルの改善 

思春期は皮脂分泌の過多が原因ですが、女性の場合にはホルモンバランスの乱れによってニキビや吹き出物が増えると考えられています。

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果もあるので、生理前後のニキビや肌荒れが減少する傾向にあります。

 

女性特有のがん予防

卵巣がんや子宮体がんじは、女性ホルモンのひとつエストロゲンが関与しています。低量ピルを服用し続けることで、女性特有のがん予防のリスクを低減できるというエビデンスも報告されています。

子宮頸がんに関しては、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因ですので低量ピルでは予防はできませんが、2つのがん予防効果を考えると非常に有効性が高い薬であることがわかります。

 

覚えておこう低量ピルの種類

低量ピルは「トリキュラー」「マーベロン」が代表的で、マーベロンは日本製と海外製があり価格が海外製の方が安く手にいられます。

トリキュラーは自然なホルモンバランスに近づけて作られていますので、PMS(月経前症候群)の治療に使われることが多い薬です。 

マーベロンは子宮内膜症治療にも使われる薬で、PMS(月経前症候群)はもちろんですが生理のトラブル全般に効果が期待できます。

この他にも、超低量ピルのルナベルULD、フリウェルLDがあります。低量ピルで副作用がある方向けで、子宮内膜症及び月経困難症改善目的として保険適用となります。

 

低量ピルには副作用があるって本当?

低量ピルを飲み始めると、気分障害や頭痛、吐き気などPMS(月経前症候群)に似た症状が出やすくなります。体が慣れるまでの1~2ヶ月ほどに、この不快感を感じたり不正出血がみられることもあります。

また、生理中のようなむくみが起こりますが内服しているうちに自然にむくみもおさまりますので問題はありません。

肥満、喫煙者、高齢、家族が血栓症にかかったことのある方は、血栓症リスクが高いともいわれています。

副作用は一時的なものですし、低量ピルを服用することで生理リズムが整い生理痛が緩和されることを考えれば、メリットの方が大きいといえるでしょう。

 

低量ピルは婦人科で処方?自分で購入して使える? 

海外では市販されている低量ピルですが、日本ではクリニックで診察を受けて処方を受けなければ手に入れることはできません。

保険適用外の薬のために、個人輸入で安く購入される方もいるようですが多くのトラブルが起こっています。

インターネットで薬を販売するには「薬監証明」を取得しなければいけませんが、インターネットではこれを証明することが難しいのです。

販売代行サイトでは、非常に安価で購入できますが「低用量ピルと書いてありながらホルモン剤が含まれていなかった」「違う薬が届いた」という例もあります。

低量ピルを服用すれば生理リズムを整え、ライフスタイルやライフプランを自分でメイキングできます。 

自分の体を守れるのは自分だけです。安価な低量ピルを服用するのではなく、クリニックで診察を受けて「自分の体に合う低量ピルを処方」してもらいましょう。

 

気になる低量ピルの値段

低量ピルは婦人科やクリニックで診察を受けてから処方されるお薬です。生理痛の原因が月経困難症や子宮内膜症であり、低量ピルでの治療が有効であると判断された場合には保険適用となります。年に1回の婦人科検診や血液検査が必要ですが、3割負担で約2,000円。

それ以外は、種類によって異なりますが2,200円~です。

 

低量ピルと布ナプキン

 低量ピルと布ナプキン

低量ピルを服用することで、つらかった生理痛から解放されるのが大きなメリットです。痛みがなくなることで、精神的な苦痛から解放されるので生活リズム整います。

クリニックで診察を受けることで、病気のリスクを軽減できますし「子宮がん」「子宮体がん」などの定期的な検査にも前向きになれるので未病の予防にも役立ちます。

そして、生理が楽になることで生理期間の過ごし方が変わります。何枚もナプキンを取り替えて痛みに耐えていた方も、量が減れば使うナプキン枚数も少なくなります。

自分の体を考えて低量ピルを服用するのであれば、この機会に布ナプキンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

少ない量なら洗濯も楽ですし、使うナプキンの枚数も少なくて済みます。肌にやさしく、保温性もあるので冷えからまもりより快適に過ごせます。

生理痛を我慢しても何もいいことはありませんし、自分の苦しさやつらさは自分が一番わかっているはずです。

生理期間を少しでも快適に過ごすために、低量ピルと向き合い自分らしい過ごし方について考えてみましょう。

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