生理中の漏れが気になる!漏れ対策について考えよう
生理中、血が漏れていないか気になることはありませんか?
経血量が多いと、つい漏れていないかお尻周りを気にしてしまいますよね。
しかも、学校や職場であれば、なかなかトイレに行くタイミングがなく、ナプキンを変えたくても変えることがでず、漏らしてしまうリスクが高いと言えます。
もし、学校や職場で血を漏らしてしまうと、勉強や仕事に対して集中力がなくなり、日中活動に支障が出てくることもあります。
あたりまえのことですが、経血量を自分でコントロールすることは不可能なので、漏れについては対策していくしかありません。
しかし、経血の漏れについては、タイミングや漏れやすいパターンさえ掴めば対策することは可能です。
ほとんどの人が毎月来る生理ですので、自分の生理における特徴を捉えていれば、漏れを防ぐことはできます。
では、具体的にどのようなことを理解して対策していけばいいのかポイントを抑えて一緒に考えていきましょう。
経血が漏れるのはナプキンに原因あり
経血が漏れる時は、ナプキンが経血の量に耐えることができていない時です。
ナプキンには経血を吸収できる量に限界があり、その限界を超えてしまうと漏れてしまいます。
「経血量が多いのにナプキンを変えていない」「経血量に見合わないナプキンを付けている」となればいくらナプキンを付けていても漏れてしまいます。
今一度ナプキンの使い方を見直して、漏れる時はどういった場合であるのかを理解しておきましょう。
朝起きた時は長時間ナプキンを使っている為漏らしやすい
女性の多くは朝起きた時に経血を漏らしてしまっています。
原因として考えられるのは、夜中にトイレで起きない限り、ナプキンは変えないことです。
寝ている間に、経血がドバドバと流れているのに対して、ずっと同じナプキンが吸収できておらず、漏れにつながっています。
と言われても、夜中ナプキンを変えるだけの為に起きるのは体にも負担がかかりますよね。
夜中にナプキンを変えず、快適な朝を迎える為にも、夜用ナプキンなど大きめのナプキンを使用して寝るようにしましょう。
経血は寝ている間も止めることができませんので、垂れ流しても良いような状況を作ることが大事です。
さらに不安な方は、バスタオルを敷布団の上に置いて寝ても良いですね。
長時間ナプキンを変えていない時
授業中や仕事中ずっと座ったままであると、下着を通り越して椅子に経血を付着させてしまうことがあります。
もし、椅子にくっきりと血の跡が付いてしまっていたらと思うと、立ち上がることも恥ずかしくなりますよね。
生理中は、できるだけトイレに行ける時には、行っておくことが大事です。
学生であれば、休憩時間の度にトイレへ行く。
社会人であれば仕事の隙を見計らってトイレへ行く。
ナプキンを変えることに意識していれば、漏れは防げます。
たとえ尿意がなかったとしても、トイレへ行く隙があれば、ナプキンを変えるだけでも良いのでトイレへ行きましょう。
もし、ナプキンに少しだけしか経血が付いていなかったとしても、次はどれだけの経血
が出るのか分かりませんので、変えることをおすすめします。
ナプキンは、長時間変えていないと、だんだん吸収力もなくなってきます。
ナプキンに、きちんと経血を吸収してもらう為にも、頻繁にナプキンを交換する癖をつけておきましょう。
経血量とナプキンが合っていない時
普通サイズのナプキンしか持っていない場合、とりあえず1枚だけ敷いて使ったことはありませんか?
もし、経血が多い日と分かっていても普通サイズのナプキンを1枚敷いただけでは漏れる可能性は高いと言えます。
ナプキンは、面積や吸収力など様々な違いがあり、経血量に合わせて選択することが大事です。
もしも普通サイズのナプキンしか手元にないのであれば、2枚敷いて使うなど工夫が必要です。
自分の経血量はどれぐらいなのかを知り、きちんと見合ったナプキンを選択するようにしましょう。
経血漏れが多いと危険な場合がある
あまりにも経血量が多すぎるとなると、貧血になるリスクや子宮に関わる病気が疑われます。
単なる漏れであると認識して、軽率に放っておくと、思わぬ病気につながる恐れがあります。
もし、大きめのナプキンを使っているにも関わらず、おもらししたような漏れがあるようであれば、婦人科で相談することをおすすめします。
では、大幅な漏れはどのような危険があるのか見ていきましょう。
貧血になる可能性がある
大幅な経血漏れは、今後貧血につながる恐れがあります。
少しでも漏れが多いなと感じている場合は、普段の生活を見直しましょう。
もし朝起きた時に、大量の漏れがあった場合は、その日一日貧血に近い感覚で活動しなくてはいけない可能性もあります。
その場合は、鉄分のあるものを中心に朝ごはんをしっかり食べ、日中の活動に備えることが大切です。
子宮に関わる病気の可能性がある
あまりにも漏れがひどい場合は、子宮に関わる病気である可能性があります。
いつも以上に出血量が多いと感じれば、早急に婦人科で診てもらうことをおすすめします。
自己判断は、時に後悔となる場合があります。
大袈裟かな?と思うぐらいがちょうど良いので、ぜひ受診も検討してみてください。
経血が服や椅子についた時の対処方法
もし学校や職場で、服や椅子に血がついてしまうと、頭の中が真っ白になりますよね。
生理は、自分でコントロールできるものではない為、漏れても仕方がない時だってあります。
きちんと漏れ対策をしていても、漏れを止められない場合は誰にでもありえますので、まずは自分を責めないようにしてください。
漏れた時はショックを受けるかもしれませんが、一度冷静になって、漏れてしまった後のことを考えていきましょう。
ものによっては、血を拭き取ることができますので、対処方法を参考に試してみてくださいね!
濡れたティッシュやタオルを使う方法
経血は、付着して時間が経っていなければ水だけでもさらっと落とせます。
落としていく際は、こすってしまうと、逆に汚れが広がってしまう恐れがあるので注意しましょう。
- 手持ちのティッシュやタオルを水で濡らします。
- 濡らしたティッシュやタオルを、漏れた場所にトントンと軽くたたくような感じで血を吸いこんでいきます。
- 2.で出た水分は、濡れていないティッシュに吸い込ませれば完成です。
食器用洗剤を使う方法
もし近くに食器用洗剤があれば、水に濡らしたティッシュやタオルに食器用洗剤を付けて落とすと効果的です。
- 手持ちのティッシュやタオルを水で濡らします。
- 1.に食器用洗剤を付け、漏れた場所にトントンと軽くたたくような感じで血を吸いこんでいきます。
- 泡については、水で濡らしたティッシュで拭き取りましょう。
- 泡を拭き取り終わったら、乾いたティッシュで水分を吸い取って完成です。
マジックリンを使う方法
学校や職場にない場合があるかもしれませんが、マジックリンは時間が経った経血でも落とせる可能性があります。
マジックリンはアルカリ性の為、経血を落とすことに向いています。
但し、マジックリンの中でもアルカリ性ではないものもありますので、アルカリ性かどうか確認してから使用しましょう。
また、マジックリンにこだわらず、アルカリ性の洗剤があれば使ってみる価値はあります。
経血が付着して諦めてしまっていた衣類や椅子も、落ちる可能性はありますので是非試してみてくださいね。
- ティッシュにマジックリンを付け、漏れた場所にトントンと軽くたたくような感じで血を吸いこんでいきます。
- 泡については、水で濡らしたティッシュで拭き取りましょう。
- 泡を拭き取り終わったら、乾いたティッシュで水分を吸い取って完成です。
学校や職場で困った時は同じ女性に相談しよう
学校や職場で、漏らしてしまうと恥ずかしくてどうしても1人で抱えてしまいそうになりますよね。
こっそり隠しておきたくなりますが、どこか助けを求めたい気持ちもあるのが本音ではないでしょうか。
さらには、男性に見られたらという恐れもあって、終始そわそわしてしまうことになります。
そこで、1人で抱えてしまわない為にも、まずは同じ女性で相談しやすい人に打ち明けることをおすすめします。
学校であれば保健室の先生やクラスメイトに相談する
あなたが学生であれば、相談する相手は保健室の先生やクラスメイトに相談することをおすすめします。
保健室の先生であれば、生理についての知識が豊富である場合が多いです。
何か知恵を貸してくれて、アドバイスをもらえることがあるかもしれませんので、相談してみましょう。
また、クラスメイトの女子であれば、同じ教室内にいる同性の為、その場で一緒に解決する方法を考えてくれる強い味方となります。
1人で悩みを抱えるより、2人で悩みを共有することでかなり気持ちが楽になります。
最終的に、先生に相談することになった場合も、一緒に付いてきてもらうことができれば安心できます。
職場であれば同性の先輩か同期に相談する
職場で漏れてしまった場合は、同性の先輩か同期に相談することをおすすめします。
もし制服がある職場で、制服に漏らしてしまった場合は、サイズが合えば貸してもらえるかもしれません。
椅子に漏らしてしまって経血が取れない場合は、倉庫などに余っている椅子がないかどうかも相談してみましょう。
まずは相談できる相手を見つけて、漏らしてしまったことを打ち明け、解決できる道を見つけていきましょう。
出先で漏れが心配な場合は工夫が必要
電車で通学・通勤している人は、道中も気になって仕方がない時がありますよね。
しかも乗車している時間が長いとなれば、途中下車しない限り、同じナプキンを付けたまま過ごさなくてはいけません。
外で漏れてしまうと、他の人の目も気になりますのでできれば避けたいものです。
漏れないようにする為には、工夫は必要ですので、漏れるリスクがあることは避けるようにしましょう。
電車では座らないようにする
もし電車の中で、椅子に座って椅子や服に漏らしてしまったら…と思うのであれば、席が空いていても座らないようにしましょう。
もし椅子に漏らしてしまった場合、周りの目が気になって、降りたい駅でも立ち上がれないかもしれません。
1人で乗っている電車であれば、学校や職場と違って、近くに相談できる人がいません。
その為、なるべく漏らしてしまわないように、自分で対策することが大事です。
しかし、生理痛がひどい場合は立っているのも辛い時がありますよね。
予め生理痛がひどいタイプであると少しでも感じていれば、座っても漏れないように大きめのナプキンを使用するなど対策しておきましょう。
漏れても目立たない黒のズボンやスカートを穿く
椅子に座っていて経血が漏れたとしても、椅子までには浸透せず、ズボンやスカートに漏れて終わる場合があります。
椅子はセーフだったとしても、ズボンやスカートに漏れた部分が目立つと嫌ですよね。
血は、黒の衣類であれば付着していても目立ちにくい為、万が一漏れることを考えるのであれば黒のズボンやスカートを穿いて対策しましょう。
しかし、黒のズボンやスカートを穿いていたとしても、色が微妙に違って漏れていることが分かるのではないか不安に思いますよね。
経血が漏れる範囲としては、量にもよりますが、大体は股からお尻の割れ目あたりまでです。
比較的他の人からは分かりにくい位置に漏れる為、お尻周りをじっくり見ない限りは、漏れているのかどうか分かりません。
漏れるかどうか心配な場合は、ぜひ黒のズボンやスカートを穿いて対策しましょう。
漏れゼロの生理を目指そう!
経血は、思わぬ時にドバッと溢れ出ることがあります。
経血量が多い時に、普通サイズのナプキンしか持ち合わせていなかったとなると、高確率で漏れてしまいます。
また、取り替える隙を見逃してしまうと、吸収力のなくなったナプキンに限界がきて、下着を浸透して椅子にまで血が漏れる可能性があります。
経血が漏れてしまうと、漏れたことが気になりすぎて、勉強や仕事にも集中できなくなってしまいます。
漏れはデメリットしかありませんので、いつ経血量が増えても対応できるように対策しておくことが大切です。
経血を漏らさない対策は、日中活動を支えることにつながります。
ぜひ生理中は、漏れることを想定して予め漏れ対策をしておきましょう!