忙しい人におすすめ「布ナプキンの簡単な洗い方」

 布ナプキン(屋外+バケツ) 

今回は、忙しい時や、疲れている時にも気軽にできる「布ナプキンの簡単な洗い方」を紹介します。布ナプキンを使ってみたいけど、布ナプキンの洗濯って、めんどくさいのかな…と、私自身、使ってみるまでは、ちょっと不安もあったのですが、実際に布ナプキン生活を楽しむうちに、とっても簡単に洗濯できる方法を見つけました。用意するのはバケツ一個でOKなので、今日からすぐ始められますよ!

「布ナプキンの簡単な洗い方」のための3ステップ

布ナプキンの簡単な洗い方」のために必要なのは3ステップ。

水を入れたバケツに、②布ナプキンを入れて、③ボディソープをワンプッシュして浸け置きするだけ、です! 

時間がある時に、まとめて洗濯すればいいので、忙しいママさんや、お仕事をされている女性でも、使用済み布ナプキンをささっと片づけることができます。

バケツ1(水を入れる)

1.バケツに水を汲む。

バケツ2(布ナプキンを入れる)

2. バケツの水に、使用済みの布ナプキンを入れる。 

バケツ3(ボディソープを入れる)

バケツ4(精油を入れる)

3.バケツの水に、ボディソープをワンプッシュ入れる。

(ティートゥリーなどのエッセンシャルオイルを数滴たらすのも効果的) 

「布ナプキンの簡単な洗い方」の解説

布ナプキンについた血は、「水」に浸しておくことで、圧倒的に汚れ落ちが良くなります。

実は、経血量が多い2日目と、ほとんど血がつかない5日目のナプキンを比べると、2日目の布ナプキンの方が、経血が落としやすいことがあります。経血は乾いてしまうと布から落ち難くなる性質があるため、経血で湿っている状態が保たれている2日目のナプキンの方が、血が乾燥してしまいがちな5日目のナプキンより、汚れ落ちが早いということが起きるのです。 

ポイントは、使用済みの布ナプキンは、外したらすぐ水に浸けるようにすることです。

水に浸け置きする時、予洗いできればベストですが、本当に時間がない時は、そのままバケツの水に使用済み布ナプキンを浸けるだけでも大丈夫。とにかく、水に浸けておくことが、一番のポイントになります。 

※蛇口の水をかけて絞る程度の予洗いでも、水(石鹸水)の布ナプキンへの浸透が良くなります。浸け置き時に臭いが発生することも抑制できるので、時間が許す範囲でいいので、蛇口の水を布ナプキンにかける→絞る…ことを数回やっておくといいですよ。 

バケツの「水」に、ボディソープをワンプッシュ程度入れることで、石鹸水を簡単に作ることができます。ここでティートゥリーやユーカリなどのエッセンシャルオイルを入れると、アロマテラピーによる抗菌作用と清潔感のある香りの効果が期待できます。

(お湯だと血が固まってしまうので、必ず「水」をバケツに汲んでください。予洗いするときも、「水」で洗うことが大切です。)

布ナプキンの洗濯におすすめのエッセンシャルオイル

布ナプキン(ラベンダーと遮光瓶)

布ナプキンを洗濯する時に、おすすめのエッセンシャルオイルをご紹介します。

バケツの水に2~3滴程度いれておくと、雑菌の繁殖を抑えることができます。

ティートゥリー

ティートゥリーは、アロマテラピーでは、抗菌アロマとして有名な精油(エッセンシャルオイル)です。ブドウ球菌、大腸菌、クレブシエラ属、カンジダ属、ジアルジア属などに対して、抗菌作用が報告されています。オーストラリアの原住民アボリジニが、伝統的に活用してきた木がティートゥリーで、森林系のシャープな香りが特徴です。日本でも、掃除や洗濯に使われるアロマとして、人気があります。

風邪の流行る時期にディフューザーで香らせたり、抗真菌効果を期待してシューズキーパーに使ったり、使用用途が広いことも魅力です。ラベンダーと同じく、5mlで千円程度というリーズナブルな価格帯で購入できる精油であることも、人気の理由になっています。

ユーカリ(ユーカリ・グロブルス、もしくは、ユーカリ・ラジアータ)

 ユーカリは、ティートゥリーと同じフトモモ科の植物で、抗菌作用が期待できる1,8シネオールを多く含むことが特徴です。スッキリしたグリーン調の香りが強いユーカリ・グロブルスと、比較的やわらかく香るユーカリ・ラジアータがり、通常「ユーカリ」とだけ書かれている精油は、ユーカリ・グロブルス精油であることが多いです。

香りの強いグロブルスの方が、抗菌作用も強いのですが、お子さんや高齢の方がいるご家庭では、ユーカリ・ラジアータの方が、香りや作用が優しいので、使いやすいかもしれません。グロブルスもラジアータも、基本的には同じように使えるので、香りの雰囲気で好ましい方を選ぶので良いと思います。価格帯もティートゥリーと同じ、5mlで千円程度なので、試しやすい精油です。

ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)

ラベンダーは、リラックスや安眠といった効果のほか、肌細胞の再生を促進することから、化粧品に配合されていることも多い精油です。抗菌作用を持っており、適度な濃度に希釈すれば、すべての肌質の人が使える精油なので、肌に対する優しさを求める人にとって、布ナプキンの浸け置きに適した精油だと言えます。ラベンダー精油なら自宅にあるというご家庭は多いと思うので、お手持ちのラベンダー精油がある場合は、ぜひ使ってみてください。華やかなラベンダーの香りは、マスキング効果も高いため、浸け置きしている間も、心地よいアロマを感じることができます。

 基本的に、バケツの水に入れる精油は、洗濯~すすぎ~乾燥の過程で、ほとんどが揮発してしまうため、ティートゥリーやユーカリといった抗菌作用が強い精油を使っても、布ナプキンに精油成分が残る心配はありません。ただし、浸け置きした水から布ナプキンを取り出す時に、直接手を入れてしまうと、バケツの水に浮いている精油の原液が肌についてしまう可能性があるので、バケツの水をすべて流し、バケツに水を注ぐ→流すを何度か繰り返してから、取り出す方が肌に安心です。

※精油は、成分濃度が極めて高いので、原液が肌につくと、肌が荒れたり赤くなることがあります。特に、敏感肌の方や、手指の乾燥を感じやすい時期は、精油の取り扱いに注意し、不安がある場合は、精油を使わず石鹸水のみで浸け置きすることをおすすめします。

布ナプキンはお風呂場で洗濯すると楽ちん

布ナプキン(お風呂+バケツ)

さて、あとは時間のある時に、布ナプキンを洗うだけです!

私は、バスタイムに、体と一緒に布ナプキンをまとめて洗います。

顔パックや、ヘアトリートメントをしている時間に洗うと、時間を有効活用できますよ。

基本的に、布ナプキンの汚れは、しっかり水に浸けてあれば、水に浸す→絞る→水に浸す→絞る…を繰り返すだけで、どんどん経血が落ちます! 仕上げに、石鹸で洗うことで、においも取ることができます。この時、仕上げにボディソープで洗うと、干した後にもいい感じの残り香が楽しめます。

用意するバケツは、アルカリウォッシュを使うのでなければ、普通のプラスティックバケツで大丈夫です。お風呂場のサイズにもよりますが、100円ショップで売っている、小さめのバケツ(ドッジボール程度のサイズ)でも、3~4枚程度は浸け置きすることができます。蓋つきのバケツだと中が見えなくて済むので、気兼ねせずに浸け置きができます。

まとめ 

布ナプキンの簡単な洗い方」は、洗濯が大変…という理由から、布ナプキンを続けられなかった人でも、気軽にできる洗濯方法だと思います。バケツさえあればできる手軽さの半面、「予洗いあり」「アルカリウォッシュあり」の洗濯方法と比べると、汚れ落ちの面で劣ってしまう部分があるので、基本的な「布ナプキンの使い方と洗い方と併用することで、長く清潔に布ナプキン生活を楽しんでもらえたらなと思っています。

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