辛い生理痛を改善できる食べ物とその栄養について

女性にとって生理になるたびにあの辛い痛みが来ると、思っていませんか?実は、薬を飲まなくても、食習慣によって改善できるケースがあります。実は、生理痛は普段食べている食べ物で、痛くなる原因を多く摂っていると痛みが酷くなります。

もし、生理になりやすい時期が判っているなら、その時期だけでも避けるだけで痛みをぐっと抑えたり、薬を飲む量や強いものから弱いものにすることもできます。今回は、生理痛の痛みを酷くしてしまう食べ物や改善できる摂りたい食べ物を紹介します。

 腹痛

生理痛が酷くなってしまう食べ物とその理由とは?

生理痛が酷くなってしまう原因は、ズバリ血行を悪くしてしまう食べ物です。この剥がれにくい状態になるのは、血液中に多くの中性脂肪やコレステロール、血糖が多いと、血液の粘度があがります。人間の女性は生理になると、厚くなった子宮内膜が剥がれると同時に、血液を排出します。

そのため、月経の時に、自然と剥がれる子宮内膜が血液の粘度が高いため、剥がれにくくなります。剥がれない状態を改善するため、女性の体は、子宮に強い力で収縮するようになります。この時の痛みが生理痛になります。

血行を良くする食べ物を生理になりやすい時期に多めに摂る、血行が悪くなる食べ物をその時間帯に避けるだけでも対策になるのです。

ビタミンE

血液をサラサラにするビタミンE

ビタミンEは緑黄色野菜に多く含まれている抗酸化ビタミンです。その役割は、持ち前の抗酸化力で過酸化脂質の生成を抑え、血行を良くする力が非常に強いのが特徴です。過酸化脂質とは、血液中の脂質に酸素が結合した物質で、血管壁に付くことで血管の幅を狭め、血液の粘性を上げてしまいます。

ビタミンEは、こうした過酸化脂質の生成自体を抑える効果が非常に強いのです。そのため、摂ると冷え性等の改善になるので、生理のときには多く摂りたいビタミンです。

含まれているのは、緑黄色野菜でカボチャやトマト、ナッツ類に豊富に含まれています。普段から間食としてナッツを取り入れる、食事の最後にトマトを食べる習慣を増やすのもおすすめです。

 マグネシウム

血管壁を柔らかくし、血管の幅を広くするマグネシウム

マグネシウムは、人間の血管の筋肉に柔軟性を与えて、血管の幅を広くする働きがあります。血管の幅が狭くなると、人間の心臓に負担がかかるだけではなく、血行が悪くなります。特に毛細血管の径が狭くなると、人間の体の血液循環が悪くなってしまうのです。加えて子宮は多くの毛細血管があります。生理になる前に、毛細血管の幅が狭いことはそれだけ生理痛の痛みがひどくなる可能性があるのです。

マグネシウムは生理痛だけではなく、頭痛の症状も緩和することも知られており、生理になると頭痛になりやすい人は優先的に摂取することをおすすめします。

入っている食材は、納豆や海藻、干しエビやしらすに豊富に含まれています。先程紹介したナッツ類にも含まれています。サラダにかけたり卵焼きに入れたりして食べると負担になりにくいです。

 EPA

生理痛の原因になる痛み物質の改善するEPA

EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる人間の体内で作ることができない、必須脂肪酸は、生理痛の原因になる、プロスタグランジンE2の生成量を減らすことが研究で明らかになりました。

生理になると、子宮を収縮させるため、プロスタグランジンE2が分泌されます。このプロスタグランジン、実は子宮を収縮させるだけではなく人間の体内で痛みの伝達に関わる物質なのです。

このプロスタグランジンE2が過剰にありすぎると、より多くの生理痛の信号が脳に行くことで強い痛みを感じるようになります。このプロスタグランジンE2が過剰に多く分泌される人ほど生理痛がひどくなります。

EPAはプロスタグランジンE3と呼ばれる痛みを抑える、プロスタグランジンを増やします。その生理痛自体を緩和することができるのです。

また細胞膜を柔軟性がある物に変える効果があり、子宮内膜の細胞膜が柔らかくなることで、収縮時剥がれる際に、強烈な痛みを与えなくても剥がれてくれるというメリットもあります。

EPAはアジやサバといった青魚に豊富に含まれています。生理痛の改善を考えていて、毎日摂りたいと悩んでいるならサプリを取り入れるのもおすすめです。また先程紹介したビタミンEはEPAの吸収も助けるので非常に相性が良いとされています。

まとめ

生理痛を改善するには、日頃食べている食事が大きな要素となっていることがあります。血液をサラサラにする効果が高いビタミンE、毛細血管の径を拡げる効果が非常に高いミネラルのマグネシウムの摂取で血行不良でもともと冷え性の人の体質の改善に繋がります。

また生理痛の原因になるプロスタグランジンE2の分泌の過剰分泌を防ぐEPAエイコサペンタエン酸を摂ることで、子宮の収縮のしすぎと痛みが過剰に伝わることを防ぎます。加えて、子宮内膜の細胞膜を柔らかくし、過剰な収縮がなくても痛みが感じにくくすることが研究で判明しました。

生理痛がひどい人は、冷え性や頭痛を持っている方もいます。こうした体の不調を食べ物や栄養で改善する手助けになるのです。取り入れることで、痛みがない生理の手助けになれば幸いです。

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