【生理用品と環境問題】サスティナブルな生理用品で環境も自分もいたわろう

私が布ナプキンを使い始めようと思った1つの大きな理由は「ごみを減らすため」です。

現在、特に海洋プラスチックごみ問題が深刻化しているこの世界で、私たちは毎月必ず来る生理期間中、1日に何枚も化学繊維やビニールで作られた使い捨てナプキンを捨てています。

これまでは快適に過ごすためならしょうがないと思っていたし、そんなこと考えてすらいない時期もありました。

しかし、自分が楽で快適でも、ごみをだして地球に負担をかけていたら自分の心身も全然ヘルシーじゃない。

いくら生理現象でも、毎月来るからこそ、ごみを減らして地球にとっても自分にとってもよりハッピーな習慣に変えたいと思ったんです。

地球
今回の記事では、簡単に海洋プラスチックごみ問題についてお話しながら、女性が捨てている使い捨てナプキンのごみの量と環境に与える影響、そして使い捨てナプキンの使用を控えていくことでどんな良いことがあるのかを書いていきたいと思います。

使い捨てナプキンは海洋プラスチックごみ5位?

プラスチックを多く含む使い捨ての生理用ナプキンは海洋プラスチックごみ問題へマイナスの影響を与えています。

海洋プラスチック問題は簡単に言うと、私たちが普段の生活の中で使うプラスチックにより海の汚染や生態系への悪影響を及ぼしてしまうことです。

海洋汚染
プラスチックは軽量で加工がしやすく丈夫であるため、レジ袋やペットボトル、そして生理用品など、その多くが「使い捨て」のモノによく使われています。

そして、今回お話しする「使い捨て生理用ナプキン」は、なんと海洋プラスチックごみ5位に君臨するアイテムです。知っていましたか?

生涯で出している使い捨てナプキンのごみの量と環境に与える影響

ここで、1人の女性が使い捨てナプキンを使い続けた場合、生涯でどれくらいの量になるかをわかりやすく説明している記事があったので紹介します。

女性は平均で40年間、生理を経験する。
月に1度、5日間ほど出血があり、期間中に20枚のナプキンを消費する。
つまり、1人の女性が9,600枚のナプキンを人生で使う試算になる。
1つのナプキンに含まれるプラスチックの量は、レジ袋4枚分程。
女性は生涯で、38,400枚ものレジ袋に値する量を消費しているようなものだ。

参照:海へ捨てられるプラスチック5位「生理用品」を減らすイノベーションとは | Plastic Fighters


これをもとに考えると、
20枚(1回の生理期間でのナプキン使用量)×レジ袋4枚分のプラスチック
=レジ袋80枚分のプラスチックごみ

1か月にレジ袋約80枚分のプラスチックごみを使い捨てナプキンの使用によって出していることになります。

また現在、日本でのビニール袋使用量は、1か月で1人あたり平均37枚(年間450枚)なので、それを加えるだけでも1か月に1人が出すプラスチックごみの量は壮大です(まだまだほかにもあるはず)。

使い捨てナプキンをポイ捨てしたり、海に流れていくイメージがわきにくかもしれませんが、上記の海洋汚染や生態系への悪影響だけでなく、プラスチック製品を生産するために大量の天然資源も無駄になっています。

また、ごみの処理が多くなればなるほど経費として多額の税金も使われることになるのです。

少し専門的な話になりましたが、私は使い捨てナプキンを使用し、ごみとして出すことは、地球環境にとってあまりいいことではないと感じ、個人で可能な限りごみを減らすためにできることの1つとして、何度も使えてごみを出さない布ナプキンや月経カップなどの使用を始めました。

使い捨てナプキンの使用を控えていくことでどんな良いことがあるのか

使い捨てのナプキンを使わないことで、1か月にレジ袋約80枚分のプラスチックごみが削減できる。

それによって、石油などの限りある天然資源の無駄遣いも減り、ごみの処理に費やされる手間や税金なども減らしていくことができます。

生理って大変なことも多いけれど、人生の半分くらいの期間付き合っていくものだからこそ、サスティナブルな生理用品を選択することで自分の生活や環境への影響もすごく大きいのではないかと思います。

より多くの方が自身にとって、よりハッピーな選択ができることを心から願っています^^

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