生理中は熱中症に気づきにくい!?女性ならではの問題点とは!

各地で過去最高の気温を叩き出したり、超熱帯夜なんていう言葉が度々聞かれたりしている今年の夏。早く涼しくなって欲しいという希望とは裏腹に、まだまだ暑い日が続いています。特に今年は新型コロナウイルスの影響でマスクの着用が推奨されており、体感としても「今年は特に暑い」と思った方も多いのではないでしょうか?

暑い日が続くと心配になる問題の1つに熱中症があります。

「でも熱中症なんて子どもや高齢者がかかるものでしょ?」

などと考えている女性がいたら、それは危ない発想かもしれません。実は熱中症は女性もかかりやすく、なおかつそこには女性ならではの問題点も隠れているのです!

今回は女性の生理と熱中症の関係についてお話しさせていただきます。何かと危険が潜んでいる夏場の生理ですが、ポイントを押さえて快適に過ごせるようになりましょう!

生理中は熱中症に気づきにくい!

生理中は熱中症に気づきにくい!

「生理中は熱中症にかかりやすい」

なんていうお話を耳にしたことはありませんか?聞いたことはなくても、このようなイメージを持っている女性は多くいるかもしれません。

しかし、熱中症は体温調節機能の乱れや水分・ミネラルの不足が主な原因とされています。実際に、生理中だからといって熱中症にかかりやすくなるといった事実はないようです。

だからといって安心してはいけません。生理が直接の原因になることはなくても、生理前・生理中の女性は熱中症を間接的に引き起こす要因をたくさん持っています。

そしてこのお話、実は、

「生理中は熱中症になっていても気づきにくい」

というのが本当のところなのです。

実際に、熱中症の初期症状を見逃してしまう女性は毎年たくさん発生します。その中でも、

「熱中症ではなく生理が原因の体調不良だと思った」

という理由を挙げる女性は少なくないのです。

熱中症は、症状が進行すると意識障害などを引き起こす可能性もあり、病院での治療が必要になることもあります。熱中症にならないためにも、夏の生理中は特に注意深く過ごしたいものです。

夏の生理は熱中症にも気をつけよう!

夏の生理は熱中症にも気をつけよう!

近年、夏の気温はぐんぐん上昇傾向にあります。梅雨が明けて夏に入ったら常に熱中症には警戒をするべきですが、女性は生理になったら特に気をつけた方がよさそうです。

「注意するっていっても、一体どんなことに気を配っていればいいの?」

と、疑問に感じる女性も多いと思います。熱中症はどんな女性にも起こり得ることですので、事前に注意すべきポイントを押さえておくことも必要です。次に、生理中はどうして熱中症に気づきにくいのか、その理由を解説させていただきます。

生理による貧血だと勘違いしやすい

熱中症の初期には、めまいや立ちくらみなどの症状が起こります。これらの症状は生理による貧血だと勘違いしやすいため、熱中症を進行させる原因になります。そのため、毎月生理前や生理中に貧血を自覚している女性は注意が必要です。

これらの症状に加えて大量の発汗や顔のほてり、筋肉痛のような痛みが出たら貧血ではなく熱中症を疑いましょう。この状況で気づくことが出来れば、まだ熱中症としては軽度にあたります。涼しい場所で重症化しないように安静にし、水分を摂って様子を見ましょう。

生理痛だと勘違いしやすい

熱中症がより進行すると、頭痛や吐き気、倦怠感などの症状を伴うようになります。これらは生理痛だと勘違いしやすいため、熱中症に気づかない要因になり得ます。毎月の生理で頭痛が起こる女性や、倦怠感を自覚している女性は注意が必要です。

「貧血だと思っていたら頭も痛くなってきたし、やっぱり生理だな…」

などと考えて無理をするのは大変危険です。

この状況は熱中症も中程度進んだ状態です。何の対策もとらずにいるとあっという間に重症化し、病院直行を余儀なくされることもあります。

いつもの生理中よりも身体にぐったりする感覚があったり、力が入りにくいと感じたりしたら熱中症を疑います。嘔吐などの強い症状が出た場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう。

熱中症を引き起こすのは環境だけではない

熱中症は「暑かったから」という環境の要因だけで引き起こされるものではありません。環境に加えて、身体の状態がよくないという状況が重なったときにかかることが多いといわれています。

この熱中症になりやすい「よくない身体の状態」というものには、疲れや寝不足が含まれます。つまり、生理そのものによって熱中症にかかりやすくなることはなくても、生理による疲労や寝不足を感じている女性はその分注意が必要なのです。

「生理がなかなかこなかったからか生理前の不調が長引いてしんどい…」

「生理の影響で日中眠くなって、夜はあんまり眠れなかった…」

というようなことが暑い日に重なると危険度は増してしまいますし、先に説明したような勘違いもしやすくなってしまいます。

生理中は何でも「生理のせい」と単純に考えて無理をしてしまいがちです。自分の体調を常に気遣い、ときには「本当に生理のせいか?」と意識して考えるようにしましょう。

生理中の熱中症に特に気をつけるべきなのはこんな女性!

生理中の熱中症に特に気をつけるべきなのはこんな女性!

生理中に熱中症の症状を見逃してしまう原因はわかりましたね。もしかしたら、

「あのときのって熱中症だったのかも?」
なんて心当たりのある女性もいるかもしれません。

生理中であれば常に注意をしたいものですが、女性の中でも特に「熱中症への警戒を怠るべきではない人」が存在します。次に、その女性像について紹介をさせていただきます。

生理不順の女性

普段から生理不順の女性は、中でも特に注意が必要です。生理不順というのは女性ホルモンの乱れが大きく関係していますが、これは同時に熱代謝機能の低下も招くと言われています。熱代謝機能が低下すると身体の中の熱を上手く逃がすことが出来なくなるため、熱中症や夏バテなどになりやすくなります。

このような女性は生理中だけでなく、夏場は常に熱中症を警戒しましょう。慢性的に生理不順が続いている女性は原因を知ることも必要です。これを機に、1度婦人科の先生に相談してみるようにしましょう。

生理痛が重い女性

毎月のように重い生理痛と戦っている女性も、熱中症との区別がつきにくくなりますので気をつけましょう。特に頭痛や貧血などを伴う場合は注意です。暑さ対策は勿論ですが、「いつもの生理と違うところはないか」身体に問いかけながら行動するようにしましょう。

また、生理痛の緩和に毎月鎮痛剤を用いているような女性は特に脱水に気をつける必要があります。脱水時に鎮痛剤を使用することによって血圧の低下を助長してしまう場合があるためです。「喉が渇いたと感じる前に飲む」くらいの心意気で、しっかりと水分を摂りましょう。

暑さに慣れていない女性

暑さに慣れていない人は、中でも熱中症になりやすいとされています。仕事の関係などで室内にいることの多い女性は、休日や夜間など特に気をつける必要がありそうです。

自分の身体が暑さに慣れているのかどうかわからないという人は、その年の春を思い出してください。

「冬が来て春が来て、あっという間に夏になったな…」

というような実感があった場合は注意です。春が短いと、身体が「徐々に気温が上昇していく」という経験をしていないため、思ったよりも暑さに慣れていないというケースが多々あります。

近年はこのように、「急に夏が来た」と体感することも多くなっており、熱中症増加の一因ともいわれています。暑さに強いと自負している女性でも、油断は禁物ですよ!

運動不足の女性

日常的に運動をしていない人は、汗をかく機能が低下するといわれています。上手く発汗出来ないと、身体の中の熱を逃がすことが出来ません。そのため屋外に出たときに気温に対応することが出来ず、熱中症になりやすいのです。

毎日少しずつでもいいので、意識的に汗をかく機能を働かせるようにしましょう。陽が落ちてから15分だけ歩く、というような簡単な運動から始めてもいいです。それも厳しいという女性は、出来るだけ階段を使うようにライフスタイルを変えるだけでも効果はありますよ!

マスクを外すことに抵抗のある女性

新型コロナウイルスの影響で、2020年現在、日本人はマスクを着用した夏を過ごしています。マスク自体は勿論悪いものではありませんが、マスクを外すことに抵抗のある女性は熱中症のリスクにも目を向けるようにしましょう。

マスクを着用していると、どうしても体内に熱がこもりやすくなります。気温や湿度が高いなと感じたら適宜マスクを外し、休憩をとることも必要ですよ!

夏の生理中に必ず行いたい熱中症対策

夏の生理中に必ず行いたい熱中症対策

ここまでの記事を読んで、自分は熱中症予備軍かもしれないと気づいた女性もたくさんいると思います。そんな女性がさらに知りたいのは、予防法や対策法ですよね。

最後に、夏の生理中に必ず行いたい熱中症への対策を解説させていただきます。

勿論予防や対策は常に実践するのがベターです。しかしそこは人間ですから、どうしても同じモチベーションで続けることは難しいと思います。ですからせめて、生理前や生理中だけでも積極的に取り入れるようにしましょう!

水分と塩分を補給する

夏の生理中には脱水を防ぐため、こまめな水分補給を心がけましょう。生理中の水分不足は熱中症だけでなく、貧血などにも繋がります。水分が不足すると、血液量も少なくなってしまうためです。

喉の渇きを感じていなかったとしても、外出や睡眠など何か行動をする前後には必ず水を飲むようにする心掛けが大事です。コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物やアルコールはその利尿作用により脱水を進めることもありますので、飲み過ぎには注意します。

また、水分だけを摂ると塩分が不足し、血液が薄い状態になってしまいます。必ず塩分も一緒に補給し、水分を体内に留めるようにしましょう。

貧血を予防する

貧血は体力や免疫力を低下させ、女性の身体を疲れやすくします。前述の通り疲れていると熱中症にもかかりやすくなりますし、貧血は熱中症と勘違いしやすい症状を起こします。そのため、貧血を予防するのはあらゆる面から効果的です。

血液を作るのに必要なのはたんぱく質や鉄分です。食品から補うとなると有名なのはレバーですが、苦手という女性も多いかと思います。しかしレバーに限らず、赤い動物性たんぱく質は貧血予防になります。赤身の牛肉でもいいですし、魚なら旬のカツオがおすすめです。食欲がなくなる時期ではありますが、身体のことを思って積極的に摂取するように心がけましょう。

熱中症の危険度に合わせて行動する

外出をする日は、気温や天候に合わせて適切な行動をとるようにしましょう。「暑さ指数」や「熱中症予防指針」などの日常生活における危険度の目安を参考にするのが有効です。

これらは「熱中症警戒アラート」としてニュースなどでも知らされることがありますので、日頃から意識しておきましょう。自分には関係ないことと油断していてはいけませんよ!

エアコンを上手く利用する

ひと昔前には贅沢品だったこともありますが、エアコンは近年命を守るための必需品となりつつあります。上手く活用するようにしましょう。

生理中は冷えやすくなるためエアコンを使うことに抵抗がある女性もいるかもしれません。冷え性を自覚していても、直接風が当たらないように工夫して、お腹は腹巻などでしっかり守ると安心です。また、生理用品を布ナプキンに変えてから冷え性が改善されたという女性も多いので、この機会に布ナプキンの利用を始めてみるのもおすすめですよ!

しっかりと睡眠をとる

しっかりと睡眠をとることも、熱中症の対策として役立ちます。夏の生理中は特に睡眠時間を十分に確保することも意識しましょう。

質のいい睡眠をとるためには、睡眠環境も大切です。熱帯夜などは眠りが浅くなりがちですし、睡眠中でも熱中症になることがありますので、適宜エアコンを利用して快適な環境を整えるようにしましょう。

夏の生理は熱中症にも十分に注意をしながら過ごそう!

夏の生理は熱中症にも十分に注意をしながら過ごそう!

子どもや高齢者だけでなく、女性も熱中症に気をつけるべきだということがわかっていただけたかと思います。「夏の生理中は特に注意を払って過ごす」という意識を持っていただけたらなら幸いです。

また、生理のだるさと熱中症の初期症状の違いに気づくためには、ここで見てきたような問題点を知るとともに、普段から自分の身体を労わる気持ちも大切です。生理中に常に無理をしていると、身体の異常を知らせるサインにもさらに気がつきにくくなってしまいます。

熱中症にならないためにも、常日頃から自分の身体を大切にする癖をつけましょう。そして、いつもの生理と違うと感じたらすぐに休むなど、適切な対応を取れるようになってくださいね。

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