布ナプキンは清潔なの?布ナプキンを衛生的に使うためのポイントとは

布ナプキンは洗濯することで繰り返し使えて便利です。しかし、経血に触れたものを繰り返し使って、衛生的に大丈夫なのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。安心して布ナプキンを使えるよう、衛生的に布ナプキンを使うためのポイントを紹介します。

清潔に使えば衛生面は問題なし

布ナプキンを初めて使う方にとって、衛生面は気になる問題でしょう。「洗濯するとはいえ一度経血に触れたものを使うのは不衛生じゃないの」と気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい方法で洗濯を行っていれば布ナプキンが不衛生になることはありません。反対に利用した布ナプキンをすぐに洗濯せずに放置していたり、きれいに経血が洗い落とせていないなど雑な扱いをしていると当然布ナプキンの衛生状態は悪くなってしまいます。布ナプキンを清潔に保つためには、正しく手入れを行うことが大切となります。布ナプキンの利用を始める前に、手入れの方法をしっかり確認しておきましょう。

布ナプキンを清潔に使うためのポイント

布ナプキンを清潔に使うには、何よりもしっかりとお手入れすることが大切です。手入れの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アルカリ性の高い洗剤を使う

アルカリ性の高い洗剤を使う

布ナプキンをつけ置きする際に使用する洗剤は、アルカリ性の高い洗剤を使うのがベストです。つけ置きにはアルカリ性の洗剤や重曹を使用するが一般的ですが、アルカリ性洗剤の方が洗浄力が高く落ちにくい経血もしっかりと落とすことができます。また、一般的な洗濯洗剤は経血をはじいて汚れを落としきれないこともあるので、注意してください。

つけおき前に汚れをしっかり落とす

布ナプキンはつけ置きを行い汚れを落としていきますが、つけ置きの際に使用した布ナプキンをそのままバケツに入れてはいけません。つけ置きする前に必ず予備洗いを行い、大まかな汚れを落としましょう。布ナプキンは吸収率が高く、内部まで経血が染み込んでいることも珍しくありません。布ナプキンの内部に経血が残らないように、しっかり経血を押し出すように洗っていきましょう。また、予備洗いを行う際は、水の温度に気をつけなければいけません。温度が高すぎると血液が固まってしまうので、返って経血を落としにくくなってしまいます。目安としては10℃~40℃ほどの水かぬるま湯がベストです。基本的には予備洗いは水洗いでOKですが、水洗いで落としきれない汚れがある場合は石鹸を使って汚れを落としていきましょう。つけ置き前に予洗いを行うことで、つけ置きによる汚れの落ち方が大きく変わってきます。また、予洗いにはシミをつくりにくくする効果もあるので、必ずつけおき前には予備洗いを行うようにしましょう。

1日以上つけ置きしない

布ナプキンを清潔に保つためには、つけ置きを行う時間も非常に大切です。半日~長くても1日を目安につけ置きを行ってください。時間はあくまで目安なので半日より短い時間でも経血がしっかり取れていれば、布ナプキンを取り出しても大丈夫です。目安時間より短い時間で布ナプキンを取り出すのは問題ありませんが、反対に長くつけすぎるのはNGです。1日以上つけ置きしていると、雑菌の繁殖や嫌なニオイを引き起こす恐れがあるので注意してください。また、経血の量が多い場合や一度に複数枚の布ナプキンをつけ置きする場合は、必要に応じて水を入れ替えましょう。気温が上がりやすい夏場も衛星のため、つけおきの水はこまめに取り替えた方が良いでしょう。

洗濯後は天日干しでしっかり殺菌する

天日干しでしっかり殺菌

洗濯が終わったら脱水を行い、天日干しを行いましょう。日光には殺菌効果があるので、部屋干しではなく外で天日干しを行うのがベストです。外に布ナプキンを干すのが恥ずかしいという方は、布ナプキンの周りにタオルやTシャツなど他の衣類を干し布ナプキンを見えにくくすると良いでしょう。生乾きの状態だとカビの発生につながるため、しっかりと乾かしてください。

必要に応じて煮洗いを行う

頑固な汚れに効果的なのが煮洗いです。洗濯だけでは落としきれないシミや汚れがついてしまった場合は、煮洗いできれいに汚れを落としてあげましょう。煮洗いの手順は次のとおりです。

1.鍋に布ナプキンを入れ弱火で20分ほど煮る

ステンレス製かホーロー製の鍋に水と洗剤、洗濯済みの布ナプキンを入れ弱火で20分ほど煮ます。洗剤は粉洗剤でも液体洗剤でも大丈夫です。洗剤の量はは水1リットルに対して、小さじ1杯か2杯ほどが目安となります。また、洗剤以外にも重曹も効果的です。汚れがひどい場合は、酸素系の漂白剤も入れてください。 

2.布ナプキンを取り出して冷水ですすぐ

20分ほど煮たら布ナプキンを取り出し、冷水ですすいでください。布ナプキンは非常に熱くなっているので火傷に注意しながら、しっかりと洗剤を洗い流してください。 

3.脱水して乾燥させる

最後にしっかりと脱水してから、乾燥させてください。

煮洗いは頑固な汚れを落とすのに効果的ですが、頻繁に行うと生地を傷めてしまうので注意してください。また、生地によっては煮洗いに対応していない場合もあるので、必ず説明書を読んだうえで、煮洗いを行うようにしましょう。

かゆみなど体に異変を感じた布ナプキンは再使用しない

かゆみなど体に異変を感じた布ナプキンについては、使用をやめましょう。紹介したように布ナプキンはきちんと手入れをすれば清潔さを保てますが、手入れが行き届いていないと衛生状態が悪くなることもあります。しっかり洗ったつもりでも経血を落としきれていなかったり、つけ置きをしすぎて雑菌が繁殖してしまうなどきちんと手入れができていないことも考えられます。身体に異変を感じた布ナプキンについては、繰り返し使うのはやめておきましょう。

消臭・殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを活用

エッセンシャルオイル

布ナプキンの洗濯は洗剤だけでも十分ですが、エッセンシャルオイルを活用することでさらに布ナプキンを清潔に保つことができます。エッセンシャルオイルには消臭や殺菌効果があるので、つけ置きの際に1~2滴ほど水に垂らしておけば嫌なニオイや雑菌の繁殖を防げます。

まとめ

布ナプキンを清潔に保つためには、正しい方法で利用や手入れを行なうことが何よりも大切です。使い方次第で衛生状態が大きく変わるので、取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。紹介したポイントも参考にしながら、しっかりと手入れを行い清潔な状態をキープしてください。

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